Loss of life expectancyとは何ですか?

放射線誘発の致死性がんによる平均余命短縮です。
検査による便益と比較しやすいかもしれません。

Q.PCXMCの2.0にRisk assessmentが導入され、
LLE:Loss of life expectancy
REID:Risk of exposure-induced cancer death
という量が表示されるようになりました。
たとえば胸部P-A 30歳 男で計算した場合に、

REIDの値は0.000127%
LLEは0.3 hours
となりました。
そしてLLE/REID=25.0 years

という結果が表示されています。
これらはどのような意味があるのでしょうか?

A.
LLEはその対象者が放射線誘発の何らかの致死性がんを発症することの平均余命短縮です。
LLEはREIDとLLE/REIDから計算されます。
REIDは、その致死性がんがこの放射線照射で誘発されるリスク(=確率)です。

LLE/REIDは、その対象者がこの放射線誘発の何らかの致死性がんを発症し、それによる余命短縮の大きさです。
「胸部P-A 30歳 男」の場合には、
・胸部P-Aで、もしも、放射線誘の致死性がんを発症した場合の余命短縮(LLE/REID)が25.0年で、
・胸部P-Aで放射線誘の致死性がんを発症する確率(REID)が1E-6なので、
・胸部P-Aによる(平均)余命短縮(LLE)は0.3時間
と考えられるということです。

LLEでリスクの大きさを考えるのは、リスクセンスを養うという上からは有益なのだろうと思います。
LLE/REIDやREIDは性や年齢をある程度考慮した値が、PCXMC2.0では用いられています。
もっとも、そもそも不確かさが大きいので、だいたい(多めに見積もってもと考えてよいかもしれません)のリスクの大きさという目安で使われるのはいかがでしょうか。
その検査で期待される余命短縮の回避の程度は、そのリスクよりも通常は遙かに大きいでしょう。

解説記事

余命損失

記事作成日:2010/01/19 最終更新日: 2015/09/09