体に取り込む放射性物質は危険?

リスクは、種類と量によります

自然界でも放射性物質って浮遊していますよね?
それが体内に取り込まれ、内部被ばくという形が起きていると思うのですが
この放射性物質は体外には排出されず、蓄積されるのですよね?
外部被ばくよりも内部被ばくのほうが人体への影響は大きいと思いますし、
日本の魚とか放射性物質に汚染されていると聞きますので
うかつに口にすることもできない感じもします。
あと、これも少々神経質なお話になってしまいますが、
例えば大学の研究室やら、原子力発電のそばの地域やら
放射性物質なんて、どこに存在しているかわかりませんよね?
それが多く出るような場所から宅配便のような荷物が出荷され
それがめぐりめぐって物流の域においても蔓延し、
もしくは自分宛ての荷物のダンボールにも付着し
それが家の中に取り込まれるといったことが起きても不思議ではないのですよね。
それともそのくらいの少量の放射性物質であれば、許容範囲内というところなのでしょうか?
考えすぎかもしれませんが、運送会社では荷物の放射線チェックとかはしていないようですし無防備ではないかとも考えてしまうのです。


ラドンはその辺を浮遊しているだよね。
摂取した放射性物質ってどんどん体内に蓄積されるのかな?

蓄積される物質とそうでない物質がある。
トロトラストは蓄積されて影響が出た例じゃ。
ラドンはこちらを見て欲しい。
WHOのラドンハンドブックの第5章では、リスクコミュニケーションが扱われておる。

外部被ばく内部被ばくって何?

外部被ばくは線源が体外にある。

サブマージョンというのも聞くけど?

サブマージョンはこちらを見て欲しい。
内部被ばくは線源が体内にあるのじゃ。

体内からの線源からの線量の方が影響が大きいんじゃないかな。

いいや。そんなことはない。
リスクは線量に依存する。
もっともα線は外部被ばくじゃ問題にならんから、内部被ばくに特有の課題といえる。

魚にも放射性物質が含まれているのかな?

何にでも放射性物質が含むれておる。
魚を食べることによるポロニウム210からの線量もきちんと評価されておる。

ポロニウム210ってリトビネンコ事件の放射性物質か。
ぶっそうだなあ。

ウランが崩壊してできるから自然にもあるんじゃ。

自然にあるものだから仕方がないのかな。

居住環境のラドンでも規制したりガイドラインを設ける国はある。
日本も航空機乗務員の宇宙線被ばくに対しては放射線審議会がガイドラインを出しておる

放射性物質を扱っている事業所からの宅配便の表面が汚染していて、その汚染が社会に広がるというのは心配しないといけないことですか?

表面汚染は測定器が確認が簡単で、汚染しうる放射性物質を扱っている事業所では管理区域から持ち出すものを確認しておる。そもそも体内には自然の放射性物質がそれになりにあって、それによる放射線の量の変動を超えるような曝露は考えられない。もっとも完全な封じ込めは不可能なので、リスクの制御の観点で環境放出基準が決められておる。放射性物質を投与された患者さんの管理区域からの退出も、同じ思想で基準が決められておる。

どこまで規制するかはお互いの人権やコストの問題にもなりそうだな。

そういった観点で、どの程度のリスクがあれば放射性物質として扱うか決まっておるんじゃ。
また、金属リサイクル施設だと経済産業省の指導で、放射線モニターが設置されておる。

そういえば海外の空港で放射線モニターを付けたら放射線診療を受けた患者さんがひっかかったというニュースがあったなあ。

日本でも韓国のように悪意を持った線源持ち出し事件がいくつあったので、(大学研究室の例)(非破壊検査会社の例)放射線源登録管理制度がスタートしておる。
このような事故を想定したシナリオも用意されており、訓練も各保健所などで行われておる。

セキュリテイ対策のために社会的なコストも増えていきそうだなあ。

紫外線検知型の火災報知器を設置すると、放射性物質を投与されている核医学検査後の患者さんにより警報が作動している事例もある。
医療機関側も注意をしているが、検出器取り扱い説明書の注意事項に、誤動作要因として表示しておくべきではないだろうか。

火災報知器に放射性物質が使われているタイプのものがあると聞いたことがあるけど、
放射性物質に反応する火災報知器があるということですね。
技術が進歩すると、想定されていないことも起こりそうだけど、関係者みんなが協力して自分の得意分野を生かして問題解決を図る必要があると言うことだね。

トロトラスト症

トロトラスト被注入者(トロトラスト症)の病理資・試料に関するデータベース
当時は最良と考えられた医療行為が結果的に尊い人命を犠牲してしまったという経緯を踏まえ、本アーカイブによって放射線のリスク評価ばかりでなく、ひろくヒトの発がん予防に寄与できることを希求する。

記事作成日:2010/02/28 最終更新日: 2016/12/21