原発事故などによる放射線曝露での発がんなどのリスク

放射線リスクの総説

厚生労働省委託調査研究

三菱総研.業務上疾病に関する医学的知見の収集に係る調査研究報告書
放射線の健康リスク評価

ウクライナでの甲状腺がん発症リスクはI-131の線量に依存するか?

要約

モニタリングデータも踏まえたI-131の摂取による甲状腺の線量を曝露指標にしたコホート研究で、甲状腺の吸収線量の算術平均:0.65Gy、幾何平均:0.20 Gyの集団を対象とし、ERR:1.91/Gy(95%C.I.: 0.43-6.34)の結果を得ている。20年間の追跡でもリスク低下は見られていない。

著者

Brenner AV, Tronko MD, Hatch M, Bogdanova TI, Oliynik VA, Lubin JH, et al

タイトル

I-131 Dose Response for Incident Thyroid Cancers in Ukraine Related to the Chornobyl Accident

雑誌名.年;巻:頁

Environ Health Perspect 119:933-939. doi:10.1289/ehp.1002674, Online: 17 March 2011

研究方法

コフォート

対象

ウクライナ

人数

12,514

年齢

原子力発電所の事故時18歳未満

性別

ほぼ同数

比較群

内部比較、線量が小さい群

追跡

追跡期間

21年間

追跡割合

40.90%

曝露指標

外部被ばく

指標とせず

内部ひばく

I-131の摂取による甲状腺の線量

曝露レベル

曝露期間

事故後短期間

平均線量

算術平均:0.65Gy、幾何平均:0.20 Gy
線量・濃度範囲:50%タイルで0.01-0.73Gy。最大は47.6Gy

核種

I-131

健康影響

甲状腺がん発症

情報源

スクリーニング検査

収集の方法

交絡因子

喫煙

調整あり

その他

居住集落サイズ、居住環境、甲状腺疾患の家族歴、甲状腺腫の既往歴や現病歴、安定ヨウ素剤予防内服有無

解析

使用モデル ポアソン回帰モデル

選択バイアス

追跡割合が5割未満

曝露評価の精度

モンテカルロ法で精度も評価

交絡バイアス

特になし(ヨウ素欠乏状態も今の状態は考慮)

unit risk

ERR:1.91/Gy(95%C.I.: 0.43-6.34)
20年間の追跡でもリスク低下は見られず。リスクの程度はこれまでの研究成果と一致。

著者考察

研究の強み

コホート研究で、事故後2月後での個人のI-131の線量が把握できている。初回のスクリーニング参加後の不明割合が4.3%と少ない。FNABが高割合(75%)、病理組織診断が国際的なパネルでなされた。

研究の限界

selection bias,measurement bias,confounding biasは一定の制御がなされている。

著者結論

I-131による内部被ばく線量と甲状腺がん発症は直線関係にある。

内的妥当性

スクリーニング検査非参加群の特性が未知?

曝露指標の精度

甲状腺の線量評価の質は、甲状腺の質量評価の質にも依存し、リスクを過小評価しているかもしれない(著者考察)。

外的妥当性

ヨウ素欠乏が何らかの影響をもたらしたかもしれない。

ウクライナでの甲状腺スクリーニング検査を用いた甲状腺疾患のコホート研究

A Cohort Study of Thyroid Cancer and Other Thyroid Diseases After the Chornobyl Accident: Thyroid Cancer in Ukraine Detected During First Screening

要約

体外測定よりI-131以外も考慮した線量を指標にした追跡調査で、甲状腺の線量は中央値で0.26Gy、50%タイルで0.01-0.73Gy、最大が47.6Gyの集団を対象とし、ERR; 5.25/Gy(95%C.I.: 1.7-27.5) の結果を得ている。ヨウ素欠乏(経時的な変化があるかもしれないと述べられている)が何らかの影響を与えているかもしれない。

著者

Mykola D. Tronko, Geoffrey R. Howe, Tetyana I. Bogdanova, Andre C. Bouville, Ovsiy V. Epstein, Aaron B. Brill, Illya A. Likhtarev, Daniel J. Fink, Valentyn V. Markov, Ellen Greenebaum, Valery A. Olijnyk, Ihor J. Masnyk, Victor M. Shpak, Robert J. McConnell, Valery P. Tereshchenko, Jacob Robbins, Oleksandr V. Zvinchuk, Lydia B. Zablotska, Maureen Hatch, Nickolas K. Luckyanov, Elaine Ron, Terry L. Thomas†, Paul G. Voillequé, Gilbert W. Beebe

タイトル

A Cohort Study of Thyroid Cancer and Other Thyroid Diseases After the Chornobyl Accident: Thyroid Cancer in Ukraine Detected During First Screening

雑誌名.年;巻:頁

J Natl Cancer Inst (5 July 2006) 98 (13): 897-903

研究方法

コフォート

対象

ウクライナ

人数

32,385

年齢

原子力発電所の事故時18歳未満

性別

ほぼ同数

比較群

内部比較

追跡

追跡期間

12ー14年間

追跡割合

44%

曝露指標

外部被ばく

指標とせず

内部ひばく

原則として体外測定に伴いI-131以外も考慮。不確かさはモンテカルロ法でも検証。

曝露レベル

曝露期間

事故後短期間

平均線量

中央値で0.26Gy
線量・濃度範囲 50%タイルで0.01-0.73Gy。最大は47.6Gy

核種

I-131他

健康影響

甲状腺がん発症

情報源

スクリーニング検査

収集の方法

スクリーニング検査実施による

交絡因子

喫煙

未調整

その他

性、年齢、結構状態、居住環境、甲状腺疾患の既往歴や家族歴、ヨウ素欠乏状態かどうか

解析

使用モデル リスクが線量に比例し、他の要因も影響を与えるというモデル(式で与えられている)

選択バイアス

スクリーニング検査を受けられる人に限定されてしまう。転出者が追えていない。

曝露評価の精度

体外測定の計数効率補正も細かく検討されている。

著者考察

研究の強み

コフォート研究である。線量評価が事故後迅速に行われた。スクリーニング検査が全例対象なのでスクリーニングに関して交絡が働かない。

研究の限界

スクリーニング検査への参加割合が小さい(44%)。
相対危険ではなくオッズ比で評価。
リスク評価で線量推計の不確かさが考慮されていない。

著者結論

曝露後10-15年でも青年の甲状腺がんのリスクの増加が認められたが、これまでの結果よりも相対的にはリスクが小さい。

内的妥当性

スクリーニング検査非参加群の特性が未知?

曝露指標の精度

線量評価の質がよい。

外的妥当性

ヨウ素欠乏(経時的な変化があるかもしれないと述べられている)が何らかの影響を与えているかもしれない。

表.オッズ比

線量区分 平均線量[Gy] オッズ比 オッズ比の95%信頼区間 オッズ比/Gy
0-0.24 0.11 1.00 (referent)
0.25-0.74 0.44 2.31 0.91-5.88 2.1E+01
0.75-1.49 1.07 6.25 2.5-15.6 1.4E+01
1.50-2.99 2.06 8.97 3.39-23.7 8.4E+00
3.00-47.63 6.48 15.3 5.88-40 7.4E+00

ベラルーシでの青少年でのチェルノブイリ事故後の甲状腺がんリスク

要約

甲状腺の預託平均組織吸収線量?として、算術平均0.56Gy、中央値0.23Gyの集団を対象にしている。EORは2.15/Gy(95%C.I.: 0.81-5.47)。曝露後10-15年でも甲状腺がんのリスクの増加が認められている。

著者

LB Zablotska, E Ron, AV Rozhko, M Hatch, ON Polyanskaya, AV Brenner, J Lubin, GN Romanov, RJ McConnell, P O’Kane, VV Evseenko, VV Drozdovitch, N Luckyanov, VF Minenko, A Bouville and VB Masyakin3

タイトル

Thyroid cancer risk in Belarus among children and adolescents exposed to radioiodine after the Chornobyl accident

雑誌名.年;巻:頁

British Journal of Cancer (2011) 104, 181 – 187

研究方法

cross-sectional studyと記述されている(case cohort study)。

対象

ベラルーシ

人数

11,970

年齢

エンドポイント評価時で10〜34歳

性別

ほぼ同数

比較群

内部比較

追跡

追跡期間

10-15年

追跡割合

73.8%(研究の対象はコフォート集団の32.6%)

曝露指標

外部被ばく

指標とせず

内部ひばく

定義が明記されていない。おそらく牛乳によるI-131の摂取による預託平均組織吸収線量と思われる。

曝露レベル

曝露期間

事故後短期間

線量

平均線量・濃度
線量・濃度範囲 0.0005-32.80 Gy
算術平均0.56Gy、中央値0.23Gy

核種

I-131?γ線も考慮しているのかどうかは記述なし。

健康影響

甲状腺がん発症

情報源

スクリーニング検査

収集の方法

スクリーニング検査実施による

交絡因子

喫煙

記述なし

その他

ヨウ素欠乏が考慮されている(居住地)、曝露時年齢、性別、甲状腺腫の既往歴と家族歴

解析

使用モデル binominal odds

選択バイアス

地域が限定される。転出者が追えていない。郊外居住者がスクリーニングに参加困難。

曝露評価の精度

(1)体外測定(2)radioecological(3)インタビューの3方法を組み合わせている。線量推計の不確かさは続報で結果を報告するとしている。

著者考察

研究の強み

個別に甲状腺の線量が体外測定で事故後2月以内に得られている。選択バイアスやリコールバイアスを受けにくい。

研究の限界

スクリーニング検査への参加割合が小さい。

著者結論

曝露後10-15年でも青年の甲状腺がんのリスクの増加が認められたが、これまでの結果よりも相対的にはリスクが小さい。

内的妥当性

スクリーニング検査非参加群の特性が未知?

外的妥当性

ヨウ素欠乏(経時的な変化があるかもしれないと述べられている)が何らかの影響を与えているかもしれない。

表.オッズ比

線量区分 平均線量[Gy] オッズ比 単位線量あたりのオッズ比[/Gy]
0-0.049 0.02 1.00 (referent)
0.05-0.14 0.09 1.42 1.6E+01
0.15-0.29 0.22 2.09 9.5E+00
0.30-0.44 0.37 2.59 7.0E+00
0.45-0.64 0.54 3.27 6.1E+00
0.65-1.24 0.9 3.95 4.4E+00
1.25-2.24 1.64 5.27 3.2E+00
2.25-4.99 3.18 8.7 2.7E+00
5.00-32.80 8.84 6.75 7.6E-01

ロシアとベラルーシでの甲状腺がんのリスク

要約

一般住民を対象とした地域相関研究でEARは2.1/104 person-year Gy(95%C.I.: 1.0-4.5)、ERRは23 /Gy(95%C.I.: 8.6-82)との結果が得られている。モンテカルロシミュレーションで甲状腺スクリーニング検査の過剰診断の寄与を感度分析している。

著者

P Jacob, Y Kenigsberg, I Zvonova, G Goulko, E Buglova, WF Heidenreich, A Golovneva, AA Bratilova, V Drozdovitch, J Kruk, GT Pochtennaja, M Balonov, EP Demidchik and HG Paretzke

タイトル

Childhood exposure due to the chernobyl accident and thyroid cancer risk in contaminated areas of Belarus and Russia

雑誌名.年;巻:頁

British Journal of Cancer (1999) 80(9), 1461–1469

研究方法

地域相関研究

対象

ベラルーシ

人数

2732の市を対象にしたとあるが人数は論文中には明示されていない。

年齢

国勢調査を使って推定とあるが明示なし。

性別

国勢調査を使って推定とあるが明示なし。

比較群

NA(甲状腺スクリーニング検査の過剰診断を評価するために事故前のデータを用いてはいる)

追跡

追跡期間

9年間

追跡割合

人口の流入・流出は考慮せず

曝露指標

外部被ばく

考慮せず

内部ひばく

I-131に汚染した牛乳摂取のみ考慮し、吸入曝露は考慮せず。明記されていないがおそらく甲状腺の平均組織吸収線量。

曝露レベル

曝露期間

曝露期間は明示されていない。I-131なので短いはず。

平均線量・濃度

全体では表示されず。Gomel, ruralで1.07Gy

線量・濃度範囲

記述なし(主な地域では信頼区間の表示あり)

核種

I-131

健康影響

甲状腺がん発症

情報源

医療記録、がん登録

収集の方法

データベースからの検索

交絡因子

喫煙

なし

その他

甲状腺スクリーニング検査の過剰診断を事故前の有病割合やスクリーニングの導入時期前後のデータから補正

解析

使用モデル

ポアッソン回帰とモンテカルロシミュレーション

交絡調整方法

モンテカルロシミュレーションで甲状腺スクリーニング検査の過剰診断の寄与を感度分析

選択バイアス

曝露評価の精度

線量再構成計算、体外測定、牛乳濃度測定、環境測定を組み合わせ、推計は測定値の4倍以内のよい一致としている。モンテカルロ計算で濃度推計の不確かさが結果に与える影響を感度分析している。

影響評価の精度

観察バイアス

甲状腺スクリーニング検査の過剰診断の調整を試みている。
地域によって有病割合の把握方法が異なっている。”

交絡バイアス

甲状腺スクリーニング検査を行っているかどうかが考慮されている。

unit risk

I-131の医療投与後のリスク評価研究やこれまでの症例対照研究の結果と比較されている。
原爆被爆者を対象にした調査と概ね一致。
表.過剰寄与リスク

range of thyroid dose [Gy] average thyroid dose excess absolute risk per unit dose(per 1e4 person-year Gy]
-0.1 0.05 2.6
0.1-0.5 0.21 1.9
0.5-1.0 0.68 2
1.0-2.0 1.4 2.3
2.0- 3 2.4

著者考察

研究の強み

地域相関研究なので大規模。リスクの年齢依存が証明された。

研究の限界

甲状腺スクリーニングの影響の除去が不十分かもしれない。リスクの性差が説明できない。

著者結論

低線量曝露でも甲状腺がん発症のリスクが証明された。

内的妥当性

調整が必ずしも十分とは言えない地域相関研究なので高いとはいえないと思われる。

外的妥当性

単に甲状腺スクリーニングが行われたかどうかではなく、地域全体の特異性があるのかもしれない(事故前との比較はされているがデータが十分とは言えないかもしれない)

チェルノブイリ事故によりスウェーデン北部で全がん発症は増加したか?

Increase of regional total cancer incidence in north Sweden due to the Chernobyl accident?

要約

曝露指標をCs-137の地域降下量としたコホート研究で、100kBq/m2あたりのERRが0.11(95%信頼区間0.03-0.20))との結果が得られている。
100kBq/m2は、宮城県、栃木県、茨城県の一部を含む範囲であり、これが正しいとすると、数mSv程度の増加でもがんの増加が検出可能であることになる。
交絡因子調整が個人の情報によらず、曝露量が間接的評価であり、曝露が高い地域の人口が小さいために偶然変動の影響を受けていることが限界として考えられる。

著者

M. Tondel, P. Hjalmarsson, L. Hardell, G. Carlsson, and O. Axelson

タイトル

Increase of regional total cancer incidence in north Sweden due to the Chernobyl accident?

雑誌名.年;巻:頁

J Epidemiol Community Health. 2004 December; 58(12): 1011–1016.

研究方法

コホート研究

対象

Sweden

人数

1,143,182

比較群

内部比較

追跡

追跡期間

1986から1996年までの発症

追跡割合

アウトカムが分かっているものしか追跡していない

曝露指標

外部被ばく

住んでいる地域の降下量

内部ひばく

住んでいる地域の降下量から類推(降下量が多い地域では摂取制限で降下量当たりの線量が低減)

曝露レベル

曝露期間

事故後からの累積?
→Tondel先生に確認しました。累積での曝露推計を目指されているそうです。内部被ばくの推計は今後の課題だそうです。

線量・濃度範囲

1986-1987の2年間で最も高い線量カテゴリで7-10 mSv

核種

Cs-137の降下量

健康影響

いずれかのがん発症

情報源

がん登録

交絡因子

モデルへの組み込みと感度分析

喫煙

調整

その他

肺がん死亡で放射線以外の発がん要因を調整。住んでいる自治体の人口規模でも調整。

解析

マンテル-ヘンツェル法で重み付けして相対危険を計算

選択バイアス

新聞で参加者を募ったとあるが選択バイアスに関する記述なし。全員が参加ともあり。

交絡バイアス

考えられるものは調整しているが、調整のための変数は自治体毎の集計値を使用している。

著者考察

ベラルーシやウクライナ外での初めての全がんの増加を観察としている。

unit risk

100kBq/m2あたりのERRは0.11(95%信頼区間0.03-0.20))

他の量反応性

降下量、リスクの量反応関係は明確には検出されず

研究の強み

小さい区域毎に曝露指標を使用

研究の限界

交絡因子調整が個人の情報によらない。曝露量が間接的評価。

著者結論

発がんリスクがわずかに増加しているかもしれない。

内的妥当性

曝露が高い地域の人口が小さいために偶然変動の影響を受ける(80-120kBq/m2のカテゴリの人口が最も少ない)?
→Tondel先生に確認しました。Case群をパーセンタイルで分け、偶然変動を制御した検討も行われているそうです。汚染が高度な地域に都市部も含まれているので、汚染が高度な地域で偶然変動に起因した偽の増加を見いだしている可能性は低いと考えられるが、確認されるそうです。

精度

曝露量とリスクの関係が直接調べられていない。

外的妥当性

地域の特性(放射線感受性に関する)?

コメント

白血病でも増加は観察できず(検出力はこのサイズでも限界がありそう。福島や高自然地域での研究と合わせるとパワーは増すかもしれないが、他の要因による影響も受けそう)。がん発症だけでなく、発症パターンの変化を調べる必要がある?

ベラルーシとウクライナでチェルノブイリ事故後に乳がん発症が増加したか?

要約

がん登録を活用した生態学的研究で、ベラルーシ:40 mSv以上の地域ではRRが2.24(95% C.I.1.51-3.32)、ウクライナ:40 mSv以上の地域ではRRが1.78(95% C.I.1.08-2.93)との結果が得られている。従来の報告よりやや高い傾向にありそうだが、不確かさが大きい。生態学的研究の限界を超えられず、少数例の症例であることが何らかのバイアスをもたらしているかもしれない。

著者

Pukkala E, Kesminiene A, Poliakov S, Ryzhov A, Drozdovitch V, Kovgan L, Kyyrönen P, Malakhova IV, Gulak L, Cardis E.
Source

タイトル

Breast cancer in Belarus and Ukraine after the Chernobyl accident

雑誌名.年;巻:頁

Int J Cancer. 2006 Aug 1;119(3):651-8.

研究方法

生態学的研究

対象

ベラルーシとウクライナ

人数

ベラルーシ:35.4E+6人年、ウクライナ:57.4E+6人年、乳がん症例はベラルーシ:10,454、ウクライナ:18,113

比較群

内部比較

追跡

追跡期間

1986-2001

曝露指標

外部被ばく

モデルに従った平均全身吸収線量の地域平均

内部ひばく

1/3が内部被ばくと推定

曝露レベル

Cs-137の降下量に基づく計算

健康影響

乳がん発症

情報源

両国の国内がん登録

収集の方法

自治体別集計データを入手

交絡因子

モデルへの組み込みと感度分析

喫煙

NA

その他

特に調整せず

解析

年齢調整地域乳がん発症率の年次推移を線量カテゴリ毎に比較、線量応答はポアソン回帰

選択バイアス

NA

観察バイアス

小さい人口グリッドは補間。

交絡バイアス

より線量が高い地域は、結果として小人口集団になり得るかもしれない。

unit risk

ベラルーシ:40 mSv以上の地域ではRRが2.24(95% C.I.1.51-3.32)、ウクライナ:40 mSv以上の地域ではRRが1.78(95% C.I.1.08-2.93)。
従来の報告よりやや高い傾向にありそうだが、不確かさが大きい。

著者考察

研究の強み

特記すべき記述はされていない。

研究の限界

生態学的研究の限界を超えられない。少数例の症例であることが何らかのバイアスをもたらしているかもしれない。

内的妥当性

生態学的研究の限界を超えられない。少数例の症例であることは、少ない人口集団で偶然変動の大きさの影響を受けてしまっているかもしれない。

精度

生態学的研究の限界を超えられない。

外的妥当性

サンプリングバイアスとしては、乳がん発症の地域特性があるかもしれない。

記事作成日:2011/06/06 最終更新日: 2014/03/13

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